医療法人恵珠会 みずたに皮膚科 守口市京阪本通の皮膚科

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毛孔性苔癬

腕や背中の毛穴のザラザラ、ブツブツを気にされている方が時々ありますが、これは毛孔性苔癬という病気です。思春期の女性に多く、多くは子供の頃に発症し、思春期頃に目立つようになります。家族にこの病気の人がいると発症しやすいことから、常染色体優性遺伝と推測されています。

症状は、毛孔に一致した硬い角化性丘診が、腕や大腿の伸側に現れます。まれにかゆみを伴う事がありますが、通常は痛みやかゆみなどの自覚症状はありません。加齢とともに減少し自然になくなることが多いのですが、そのまま持ち越してしまう事もあります。もみあげからエラに毛孔性小丘疹が多発して紅斑となる顔面毛包性紅斑黒皮症を合併することがあります。

治療は角質を柔らかくする外用剤を使用します。根気よく続けることで目立ちにくくなります。また、ケミカルピーリングも有効です。症状の改善には数回の治療が必要となるため、腕を出す予定がある方は早めの治療をお勧めします。